キャッシュレス社会とは?そのメリットについて〜田中が解説

キャッシュレス社会とは、その名の通り「現金を持ち歩く必要がない社会」です。この社会では私達の生活が大幅に変わり、 利便性を享受できるだけでなく、犯罪被害の抑止やポイント還元による経済的利点などがあります。

最近では2016年にインドが最高紙幣である1000ルピーを廃止したように、世界中でキャッシュレス社会は広がっています。

中国ではモバイル決済が流行しており、世界各地でキャッシュレスの波が広がっています。

もちろん、このキャッシュレスによる問題点もあり、個人データの利用方法の不透明さ・超監視社会の到来・ITやデータに対する過信などが上げられます。こういった側面も見ていかないといけません。まずは、このページではキャッシュレス社会のメリットについて紹介したいと思います。

キャッシュレスのメリット

キャッシュレス社会のメリットは、複数あります。

現金(キャッシュ)を持ち歩く必要が無い

キャッシュレス社会になると、現金の持ち歩きが不要になります。 クレジットカードや電子マネーなど、別の媒体で支払うことにより、財布の中に現金を入れる必要がなくなるのです。

例えば、電子マネーを持っていれば、それで買い物ができるようになります。

さらに、電子マネーやプリペイドカードなどは「チャージ」が必要になりますが、そのチャージ作業もクレジットカードなどと連携させることによって、現金でのチャージや入金が不要になるというメリットがあります。

これはさらに、現金を持ち歩く必要がないため、現金やお金の入った財布を強盗や盗難の被害に遭うというリスクも軽減できます。現金であれば、盗難されてしまうと取り返すことは困難です。現金にはその人の持ち物であることを認識する機能がありませんから、誰の持ち物か証明できないのです。そのため、現金は盗まれたら取りかえせません。

しかし、クレジットカードであれば、盗難時の不正利用に対する補償が付帯しているカードがほとんどです。これなら盗まれても補償されるので、お金が返ってきます。

これはキャッシュである現金を持たない魅力であり、キャッシュレス社会を導入する魅力です。

ポイント還元がある

キャッシュレス社会では、カードによる支払いが主になります。この魅力は現金にはない「ポイント還元」です。

ポイント還元とは、カードなどで支払った時に一定のポイントが付与されるという仕組みです。この仕組みでは、1%前後のポイントが還元されるため、利用者としては得になります。

どのくらいお得になるのか?というと、可処分所得(自由に使えるお金)が300万円有る方であれば、1%の還元であれば、3万円年間でポイントが溜まります。

それを金券や他のポイントなどに還元すれば、その分可処分所得が増えることになります。この例では3万円ですが、利用金額が高いほど、ポイント還元がされますし、消費を促進するという別の効果もあるわけです。

つまり、キャッシュレス社会はポイント還元があるという面で見れば、利用者に経済的な利点が多い社会だということができます。

社会的信用の創造

キャッシュレス社会では、利用者の履歴が管理されます。利用者の利用履歴がデータベースに貯蓄されることが役立つことがあります。

例えば、住宅ローンの審査です。住宅ローンの審査ではそれまでに使ったクレジットカードの履歴などがチェックされます。これは支払い能力があるか、過去に延滞や滞納はないか、異動情報はないか、という確認するためです。

この住宅ローンの審査時に、キャッシュレス社会は大いに役立ちます。

住宅ローンなどを組む時には、クレジットカードなどの履歴がないと相手の社会的信用度が測れないということになります。 ローン会社はこの社会的信用度を見て、どのくらいの融資が可能か、ということを確認するからです。

キャッシュレス社会では、利用履歴が蓄積して信用度がデータベースに登録されていますから、ローンを組む時やお金を借りる時にどのくらい貸すことができるかを推測することができるのです。

これがやはり、キャッシュレス社会の魅力であり、私達個人が大きな買い物をする時に、重要な目安となるのです。その時の目安を提供してくれるものが、キャッシュレス社会での利用履歴である社会的信用なのです。 これはキャッシュレス社会でないと身近に創造する場所がありません。

店舗の強盗や犯罪被害の抑止

キャッシュレス社会では、現金が不要になりますから、現金にまつわる犯罪も減少させます。

例えば、今日までの銀行強盗やコンビニ強盗などの犯罪では、まず現金が狙われます。日本には多くのコンビニやスーパーがありますが、その被害件数が多く、「防犯泥棒」によると、h29年でも約200件ほど発生しています。
しかし、キャッシュレス社会になると、レジや金庫がなくなるので、そこにはカードリーダーなどの「読み取り端末」しかなくなるのです。そうすると、強盗が入ってもお金にならない端末しか、手に入りません。

キャッシュレス社会では、こういった強盗などの犯罪リスクからも身を守ってくれるのです。

キャッシュレス社会になるために必要なこと

キャッシュレス社会になるためには、様々な物を使う必要があります。

クレジットカード

クレジットカードとは、後払いができるカードでvisaやjcbなどが有名です。
利用金額が後日指定した銀行口座から引かれる仕組みになっているため、手持ちが無くても商品やサービスの購入が可能です。

さらにポイント還元があり、ポイントを景品などと交換したり、別のポイントに変換したりできますから、利用者の経済的メリットはあるといえます。これは電子マネーやプリペイドカード・デビットカードがポイント還元が少ない傾向にあるので、それらとは違う魅力です。

また、クレジットカードは審査が必要であるため、キャッシュレス社会ではどれほど浸透するかは不明です。審査に落ちる人やクレジットカードならではの後払いによる使い過ぎが心配な人も多く、普及が期待できないからです。

日本では現金払いが主流であるため、こういったクレジットカードが普及することに対してはやや懐疑的です。現金を使う理由に「使い過ぎを防止」という理由がありますから、キャッシュレス社会でクレジットカードが最も普及がするかどうかはやや怪しいといえます。

日本では交通系のクレジットカード・小売店のクレジットカード・学生のクレジットカードと種類が豊富ですから、誰でもクレジットカードを持つ機会があります。出来るだけポイントを溜めるために、自分にあったクレジットカードを選びましょう。

例えば、交通系のカードでは会社員のように毎日利用されている方がポイントが溜めやすいです。これは交通系カードを発行する会社が交通系会社であり、自社のサービス利用時にはポイント還元などを優遇してくれるためです。

また小売店カードも同じように、自社のサービスの売上拡大を狙いますから、自社での買い物をしてくれる方にポイント還元などがされます。この場合は、その小売店が近所にある方やよく利用される方は発行されるといいです。

また学生の専用カードもあります。大学生になると作れるカードで、学生の時期ならではのポイント還元が高かったり、優遇があったりと作っておくには最適な時期です。これは各企業が若いうちに大学生を取り込みたいことが、学生カードを普及させる狙いです。
若い時に使ってくれれば、そのまま使い続ける傾向があるので、カード会社としても手数料を取ることができ、収益に関係するからです。 また各大学の専用カードもあり、それぞれ各大学のメリットが有る点も面白いところです。大学生が作るには、学生のクレジットカードなどを参考に。

クレジットカードにはポイント還元がありますから、自分にとって有利なカードを選ぶ方が最適です。

電子マネー

電子マネーとは、日本では交通系の電子マネーや各企業が提供している電子マネーを差します。 元々は交通系のsuicaやpasmoが有名ですが、現在の日本では各社が乱立している状況です。

この電子マネーでは、プリペイドカードのように事前にチャージして利用するものが主流です。チャージ金額を超えている支払いには対応できないことから、親がお子さんに持たせるカードとしても利用されています。

オートチャージ設定をすれば、電子マネーで支払いチャージ分をクレジットカードから引き落とすことができます。

この電子マネーの利用は、間違いなくキャッシュレス社会には重要な役割を果たすでしょう。

特にクレジットカードとは異なり、事前チャージ式でもあることから、クレジットカードのような使い過ぎを心配する必要がなく、広く普及するでしょう。

仮想通貨

仮想通貨もキャッシュレス社会で役立ちます。最近では大手家電量販店や一般の飲食店でも仮想通貨による支払いが可能になりつつあります。

仮想通貨にはビットコインやリップルなどがありますが、これらもキャッシュレスになるので現金を持ち歩く必要がありません。

ただ、投機的な面があることやそれぞれの通貨の価格が上下することから、資産価値の上下が大きく扱いにくいことは否定できません。

デビットカード/プリペイドカードなど

プリペイドカードやデビットカードも電子マネーと同じく、普及が期待できます。
このプリペイドカードはチャージ式であり、デビットカードは銀行口座から即時に料金が引き落としされますから、クレジットカードのような使い過ぎを気にすることがありません。

こういった利点が評価され、クレジットカードよりも普及するのではないかと予想できます。

またクレジットカードのような審査が不要なこともあり、社会的信用度が低い人でも作ることができます。

デビットカードやプリペイドカードはカード会社が利用者に変わって立て替える必要がなく、カード会社が審査で断る理由が少ないのです。

このプリペイドカードやデビットカードもキャッシュレス社会では電子マネーやクレジットカードにならんで、普及することが期待されます。



管理者:田中