キャッシュレス社会のデメリットについて〜

キャッシュレス社会のデメリットとしては実は数多く存在しています。キャッシュレス社会は現金を使う機会が無くなる分だけ、現金が持っていた利点を失うと言うことでもあるのです。そこで今回はこのキャッシュレス社会のデメリットについて紹介します。

キャッシュレス社会のデメリット

キャッシュレス社会のデメリットは大きく3つあります。これらについて解説します。

中小店舗の負担が増える

キャッシュレス社会では、カードを使って買い物やサービスの料金を支払います。この時にカード手数料として販売店はカード会社に手数料を支払う必要があるのです。この手数料も約5%ほどあるため、経営を逼迫させます。

この5%は中小企業では非常に大きな金額で、消費税が2019年現在8%ですから、合わせて13%も取られてしまうのです。 価格に転嫁すれば良いという話が有りますが、中小企業のサービス競争では難しく、多くの企業が経営としてダメージを喰らうでしょう。

このキャッシュレス社会でカード会社が手数料を変えずに推進していけば、まず小規模店舗は潰れてしまいます。これでは 商売のために働くというよりも、カード会社のために働くようなものです。

このように社会全体が政策を推進する場合は、それに携わる企業が暴利を貪る状態にしてはいけません。

超監視社会という問題

キャッシュレス社会では、日常のほとんどのものをカードや電子マネーなどで支払いをします。これは電子データとしてデータベースに蓄積されます。つまり、みなさんが使ったデータがそこには残り、管理されていくのです。

これは一見すると、ビッグデータに使われるということも有りますが、昨今の問題になっているように、データが流出した時には大問題になります。これまでの現金支払いでは、誰が何を買ったのかという情報は流出しにくいものでした。

しかし、キャッシュレス社会ではデータベースに記録され、それが残るので万が一流出した時には、ほとんどのデータが流出します。もし、誰にも知られたくないものを買った場合、それが漏れてしまうことがあります。そして漏れた情報は戻ることがありません。 「覆水盆に戻らず」というように、外部に漏れたままになります。

災害時に現金が使えない

キャッシュレス社会の最大のデメリットは、災害時に現金が使えなくなることです。以前、北海道で地震が起きた際に、停電がおきてしまい、cad端末が使えなくなりクレジットカードや電子マネーが使えなくなりました。

キャッシュレス社会では、この読み取り端末が使えることが必要ですが、災害時には停電などで使えなくなるのです。 これが非常に危険であり、現金を引き出せない事態では、飲食物の購入も出来なくなるかもしれません。 そうすると、ただでさえ食べ物がなくなりやすい災害で、物を買うことすらできなくなります。 これはキャッシュレス社会の最大の危険性でもあります。

これらを克服できるのか?

キャッシュレス社会にデメリットがあることを紹介しました。では、これらのデメリットを克服できるのでしょうか?

率直に難しいと言えます。これはキャッシュレス社会による、当然の帰結でもあるので、何をやっても対処療法になってしまい、根本的な解決は不可能だといえます。

キャッシュレス社会には良い点がありますが、これだけ悪いところがあることも覚えておかないといけません。